ハクビシン、イタチ、テン、いずれも似たような体系をしていてどれがどれだかよくわからない、という方もいらっしゃると思います。

よくよく観察してみると顔つきや体の模様が違いますので、今回はそれらの違いを記事にしてまとめさせていただきます。

ハクビシンの特徴

ハクビシン イタチ テン 違い

ハクビシンは食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される哺乳類の仲間です。

棲息している地域は中国、日本などの東南アジアが中心です。

漢字では「白鼻心」もしくは「白鼻芯」と記述され、その文字のとおり顔の鼻筋の部分に白い体毛が生えています。

ハクビシンは基本的に夜行性で昼間は巣穴に入り、夜は樹上で生活します。

最近は環境破壊が進み、民家などにも出没するようになりました。

基本的には雑食のため、人里に降りて農作物を食い荒らし、糞尿による悪臭やダニ、菌の媒介などもするため害獣扱いされることも多いです。

イタチの特徴

イタチは食肉目イタチ科イタチ属に属する哺乳類の総称です。

日本には在来種としてニホンイタチがいます。

その他にもチョウセンイタチ、アメリカミンクなどの種類がいます。

日本でいうイタチは二ホンイタチのことを一般的に指し、体重は120~650グラム程度です。

ハクビシンの2~4キロに比べるとずいぶんと小ぶりになりますね。

イタチはことわざにもあるように肛門付近に臭腺があり、自分の身を守る際に激臭のする液体と飛ばしてきます。

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テンの特徴

テンは食肉目イタチ科テン属に属する哺乳類の総称でイタチの仲間に入ります。

生息地は日本、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸など前述の2種よりも広範囲に棲息します。

テンの体重は900~1500グラムほどで、ハクビシンとイタチの中間くらいの大きさになっています。

イタチ同様雑食性です。

しかしその生息数は毛皮目的の乱獲や環境破壊、交通事故などにより、大幅に減少し、今や絶滅危惧種に指定されている種もあります。

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まとめ

イタチ、ハクビシン、テンの違いについてお分かりいただけましたでしょうか?

人間に害を及ぼすこともある生き物ですが、人間の都合により絶滅に追い込まれている種もいること忘れないでください。

こういった生き物とうまく付き合っていくのも、私たち人間の課題なのかもしれません。

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