ハクビシンは、以前は珍しい動物であったのに、近年の日本では、ほぼ全域に生息していると言われる野生動物です。
ハクビシンは外来種なのか、在来種なのか、古くから議論されているようです。
しかし明らかにはされていません。
ハクビシンの日本以外の生息地域は、中国西部から東南アジア、海南島、スマトラ、ボルネオ、台湾などです。
外来種なのか?
●日本列島の地層や遺跡からは、ハクビシンの遺骨は確認されていない。
●日本における分布が飛び石的で、分布が連続していない。
●1940年代の静岡県での生息が初めての記録。
●日本のハクビシンはDNA研究などでは台湾のハクビシンとそれが似ている。(その一方、台湾のハクビシンが起源ではない可能性のある個体も見つかっている)
これらの事などから、外来種ではないかと言われているようです。
昭和20年代での生息地
日本では、昭和20年代初頭は、四国、静岡県、山梨県、福島県とまばらに分布していたようです。
生息が確認され始めた当時では、とても珍しい生き物とされ、山梨県では1957年(昭和32年)に、長野県では1975年(昭和50年)に、県の天然記念物に指定されました。
それ以降、どんどん繁殖してハクビシンによる農作物の被害が続出し、1982年(昭和57年)に一部の町村で有害鳥獣駆除の対象となり、天然記念物の扱いも生息数の増加を理由に解除されました。
日本での生息地
日本では、今では沖縄を除く、ほぼ全域で生息していると言われています。
宮城、福島、中部地方、四国に特に多いようですが、関東の都市部でも増えているようです。
本来は低い山や山林に生息していましたが、人里に下りてきて好物の果物を食べるようになり、山での巣穴に近い環境の民家の屋根裏などに侵入するようになったようです。
まとめ
ハクビシンの、ちょっと変わったところで 食事の仕方が綺麗だという記事を読みました。
ネズミのように食い散らかすことなく、葡萄ならば皮は人間が食べたような状態で地べたに落として、一房を綺麗に完食。
梨なら表面の皮を薄く残し、果肉の芯に近い酸っぱい部分と芯だけを綺麗に残して食べ尽くしていたそうです。
律儀に綺麗に食べ尽くすんですね・・・。
ちょっと、笑ってしまったけれど、食い尽されては、農家さんには重大な問題ですから笑ってはいけませんね。