ハクビシンは近年では害獣という認識が高まっています。
以前は珍しい野生動物だったのに、生息地が増え、今では日本のほぼ全域が生息地です。
山林の近くだけではなく、都市部の住宅街でもハクビシンが出没するようになりました。
ハクビシンの特徴
ハクビシンの特徴は、漢字表記の「白鼻芯」の通り、顔の真ん中に額から鼻にかけてある細長い白い模様です。
ジャコウネコ科の哺乳類で、体の全長が90センチ~110センチ。
その約半分ほどが尻尾です。
細身の体で尻尾も細く、猫が入れるような穴にはスルッと入ってしまいます。
鼻はピンク色で、体は灰褐色(淡かったり赤みの褐色もいます)。
ハクビシンの糞には、植物や果物の種が混じっていることが多いようです。
ハクビシンによる被害
ハクビシンによる大きな被害は、農作物へと住宅などへの侵入です。
ハクビシンは雑食ですが、果物が大好きで果樹などの農作物を食い荒らします。
住宅街の民家の庭木の果樹なども食べられたりしています。
夜行性で暗い場所を好み、住宅、家屋の屋根裏、天井裏に住み着いて、糞尿や騒音の害を及ぼします。
糞を同じ場所にする習性があるため、糞のたまり場を作られてしまうのですが、それが天井裏などなので、家の木材や断熱材が損傷を受けとても厄介です。
対策のひとつ、超音波で追い払う
ハクビシンは警戒心が強く、大きな音などでも逃げていきますが、人間の耳では聞き取れない超音波も苦手としています。
また、夜行性なので強い光や明るい場所を嫌うため、ハクビシン対策用商品には超音波と光のダブルで追い払う機能の付いたものが多いです。
住宅用ならば2~3千円ぐらいから買えるようです。
中には野良猫などにも効果があるという感想の商品もありました。
まとめ
ハクビシンに被害を受けてしまうと、損害は大きいです。
日頃から侵入されないように対策しましょう。
超音波と光で追い払う他に、ハクビシンが侵入出来そうな穴は、塞ぐか入れないように工夫をしましょう。
ハクビシンが潜むことの出来そうな場所をつくらない。
ハクビシンの餌になってしまうものを外に放置しないなど。
ハクビシンは警戒心が強いので、見晴しの良い場所には警戒します。
雑草などは刈り取って、物置などはこまめにチェックすることも被害を受けない対策となります。