ハクビシンはジャコウネコ科の哺乳類で、野生動物です。
漢字で書くと「白鼻芯」で、その名の通り、顔の中央に額から鼻にかけて白く細長い模様があります。
中国では漢字で「果子狸」と書きます。
または、花面狸、白鼻心、果子猫とも呼ばれるそうです。
「狸に似ていて果物を好んで食べる」からだそうですが、顔は似ている感じでもありますが、体が細身で尻尾も細長く、イタチやフェレットに似ています。
フェレットはヨーロッパケナガイタチ、ステップケナガイタチから家畜化されたものだそうです。
ハクビシンの捕獲
まずはハクビシンの捕獲について。
ハクビシンは鳥獣保護法により、勝手に誰でも捕獲はできません。
狩猟免許が必要で、地域の都道府県に狩猟者登録も必要となり、捕獲出来る期間も決まっているそうです。
もしもケガをしたハクビシンなどを見かけたとしても、車などに轢かれないような場所に移動させるぐらいはいいけど、持ち帰らないようにと呼びかけられています。
ハクビシンを保護して黙って飼育すると違法になります。
ハクビシンのいる動物園のホームページなどを見ていると、幼獣の時に保護された、ケガをしているタヌキと間違えて保護された・・・などと書かれていたりします。
母親からはぐれてしまったハクビシンや、ケガや病気をしていて保護してしまった方から持ち込まれたハクビシンなどのようです。
大人のハクビシンは警戒心が強く、人にはなかなか慣れないようですが、幼い状態のハクビシンならば人に慣れるようです。
ハクビシンの好物
ハクビシンは中国の漢字名にある果物が好物です。
雑食で、果物、植物の種、昆虫、小型動物なんでも食べるようですが、ハクビシンは木登りが得意で、柿やミカンなどが大好物のようです。
果物や植物の種を好んで食べるためか、糞はそれほど臭わないそうで、食べた果物や植物の種が混じっているのが見られることが多いようです。
捕獲する時にも果物
ハクビシンの捕獲は、箱わなに係る狩猟免許を持っている人がおこなうそうですが、その際にも餌は果物を使うようです。
まとめ
近年では、ハクビシンは害獣という認識が高まっています。
果物などが好物なため、農作物が被害にあうのですが、民家でも被害にあいます。
特に大きな被害が糞尿によるものです。
ハクビシンは同じところに糞をする習性があり、家の屋根裏、天井裏などを住処にされると、そこに糞のたまり場が出来てしまいます。
被害にあわないように、ハクビシンの習性を知って日頃の対策に役立てましょう。