ハクビシンの体にはダニ・ノミが多く寄生する。

特に、ヒゼンダニ科のダニの寄生により、疥癬という皮膚病を発症していることが多い。

ダニは小さくて、肉眼ではほとんど見えない。

ヒゼンダニのメスが寄生すると、寄生場所で小さな穴を掘って卵を産み、皮膚の角質層を移動して、いわゆる「疥癬トンネル」を掘っていく。

このために水泡ができ、疥癬に至る。

ハクビシンの体の温度が、ダニの生存に適していることが、疥癬の発症因の一つである。

疥癬という皮膚病の症状

ハクビシン 皮膚病 症状

疥癬は、皮膚が強い痒症状を呈する。

痒いので強く掻くために毛が抜け落ちてしまう。

症状が進むと、皮膚は表皮が厚くなり,硬くなり、炎症を繰り返して、かさぶたのように盛り上がり、ゾウ皮のようになる。

さらに進むと皮膚が剥がれていく。

疥癬がひどくなると、ハクビシンは、エサが捕れなくなり、眠れなくなって、衰弱していくことになる。

疥癬の原因と治療

疥癬の発症は免疫力の低下によるところが大きい。

特に近年では、ハクビシンのエサが自然界のものよりも人間社会の生ごみに移ってきていることが免疫力の低下につながっていると考えられている。

治療には、ネコやタヌキの場合と同様に、薬を滴下したり、注射したり、エサに薬を混ぜて飲ましたりする方法がある。

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疥癬は感染症

疥癬による皮膚病は、集団で生活していると、エサ場に集まり接触して感染していく。

その際も免疫力の落ちたものから罹っていく。

また、人に感染することもある

健康な人であれば感染しないが、体調を崩していたり、免疫力が低くかったりすると、重症化してしまうケースがある。

疥癬に罹っているハクビシンには、触らない、近づかないという注意が必要で、罹ったら早めに対策することが大切である。

まとめ

疥癬はヒゼンダニが原因で人にも発生し、皮膚内でダニが繁殖する、人から人へ感染する疾患である。

非常に多数のダニの寄生が認められる角化型疥癬と、少数寄生であるが激しい痒みを伴う通常疥癬とがある。

ハクビシン、タヌキ、ネコに発症するのは動物疥癬というが、症状は人も動物も同様である。

ヒゼンダニは乾燥に弱いので、体を清潔にしておくことが疾患から逃れる方法である。

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