ハクビシンの食性は、植物食中心の雑食である。

木登りが得意なので、木登りを活用して果樹や木の実を取って食べる。

特に果樹を好み、中でもバナナやみかんなどの糖度が高いものが好物である。

穀物などの農作物はもちろん食べるが、農作物とは限らず、果樹の種子、さらには小動物も食べる。

動物で食べたのが確認されたものでは、鳥、鳥の卵、ネズミ、カエル、トカゲ、ムカデ、サワガニ、カタツムリ、ミミズ、ナメクジ、イモムシ、甲殻類、コウロギやバッタなどの昆虫など多岐にわたっている。

ネズミを食べる例は多く見かけられる。

冬になると、野生の果樹がなくなって採ることが難しくなると、動物性のものを食べることが多くなる。

ネズミがハクビシンを呼び寄せる

ハクビシン ネズミ 食べる

ハクビシンは野ネズミを食べるほか、人家に入り込んで屋根裏に棲むネズミを捕食する。

エサを求めてネズミのいる屋根裏に入り込んだりする。

ネズミの糞尿によってハクビシンが呼び寄せられることもある

ネズミもハクビシンと同様に、基本的には夜行性なので、ハクビシンに動きを見つかり、食べられることになる。

屋根裏に入り込んで、親子のネズミを食べてしまうという例もある。

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ハクビシンはネズミの天敵である。

ネズミにとって、ハクビシンは天敵であり、天敵のハクビシンがネズミの巣に入ってきたり、エサがなくなったりすると、ネズミは他の場所へと逃げ出し、今度はそこで巣を作り、繁殖する。

ネズミは、天敵のハクビシンの出現やエサ不足のたびに周囲に分散していくことになる。

そうなると、ネズミの被害が広がってしまう。

ハクビシンによる被害を防ぐためには、ハクビシン対策の他にネズミ対策を講じる必要がある

まとめ

ハクビシンは、まさに雑食で、果樹が好きであるというが、動物類も自分より小さなものに食いつく。

ネズミは手頃な大きさであり、手軽に入手できるので、よく食べるようである。

ネズミ退治のためにハクビシンを飼うという手がないわけでもないだろうが、ハクビシン対策をしなければならないからよい方法とはいえない。

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