ハクビシンは妊娠期間が短い上、一度の出産で1~5匹も産むので年々数も増え、生息地も山だけにとどまらず私の生活している市街地にまで降りてきているのです。
ハクビシンの繁殖について、詳しく説明しましょう。
いつでも繁殖が出来てしまう
普通動物によって「この季節にしか繁殖が出来ない」など決められた期間で繁殖を行うのですが、このハクビシンに関しては基本的に年間通していつでも交配をし、出産できるのです。
そのため数も年々増えてきているのです。
それには私たちの住む住宅の屋根裏が、出産するにはとても効率の良い環境ということが影響しているのです。
出産期間や、赤ちゃんが大人になるまでの期間
先に述べたように、ハクビシンは妊娠期間が2ヶ月ととても短いのです。
その上、一度に何匹もの赤ちゃんを産むので、みるみる子供の数が増えるのです。
また、産まれて10ヶ月もしたら大人の体になるのです。
ハクビシンが出産するのに適した環境
ハクビシンは暖かい場所を好みます。
よって、もちろん妊娠・出産するのにも暖かい場所を探します。
そのため家屋の屋根裏は、先ほども言ったように特に出産に関しては絶好の場所なため、そこで出産します。
出産するということはもちろんハクビシンの数も増え、糞尿の量も多くなります。
ひどいと、私たちが暮らしている中で異臭が漂ったり天井にシミができたりするくらい数が増えていたという事例もあるそうです。
繁殖数を増やさないためにも、こまめにハクビシンが住みつかないように温度管理をしたり、屋根裏だけに住みつくわけではないので、ハクビシンが好む小さい穴がないようにふさいだり、生ゴミを外にそのまま放置したりしないことで家の被害を防ぐ必要があります。
『野生動物ハクビシン、都心に出没 空き家に住み着き繁殖』 http://t.co/KGQPMQ4zeE 「その圧倒的な“侵入力”で東京都心に生息域を広げている野生動物がいる。アジア原産のネコの仲間「ハクビシン」だ。」 pic.twitter.com/iVDqaqRQwa
— ねこさん(とり) (@0tasaka) 2015年1月8日
まとめ
ハクビシンが住みついたら家屋を荒らすだけではなく、子孫を増やすことで被害拡大の原因になります。
ハクビシンにとっても人間にとっても一番の方法は、本来住むべき場所である森へ帰ることです。
繁殖をこれ以上増やさないためにも、私たち人間もなにかしらの対策を練る必要があります。