ハクビシンの存在を「SARS」の感染症の時に初めて知ったという方も多いはず。
そんな危険な感染症を持っているハクビシンですが、もし犬がいたとき感染してしまう病気などはあるのでしょうか。
SARSに限らずたくさんの感染源を持っている
ハクビシンの持つウイルスなどの感染源は犬などの動物に限らず、私たち人間にも感染する可能性があるほど強い感染源を持っています。
SARSの他にも怖いのが「疥癬病」。
この病気を知らないといった人も多いと思いますが、この病気にかかるとどれだけ大変なのでしょうか。
疥癬病は様々な動物にも持っている
ヒゼンダニが体に寄生することによって炎症が起きるのが疥癬病です。
一般的に疥癬病になりやすいのがタヌキとされていますが、イノシシやキツネなどにもかかりやすく、そのかかりやすい動物の中にハクビシンも入っています。
疥癬病にかかったら、毛が抜け落ちて皮膚が固くなり、ゾウの皮膚のようになる恐ろしい病気です。
また、最悪の場合亡くなる危険性もあるのです。
では、犬に感染するとしたらどんなルートで感染するのでしょうか。
住宅に住みついている場合は要注意
ハクビシンから直接犬に触れて疥癬病に感染するといったことは滅多にありません。
可能性としてあり得るのは、住宅に住みついたことによって屋根裏などに糞尿をした場合、腐敗して空中に雑菌が舞いそこから感染するのです。
これは犬だけにかかわらず、人間にも感染するようです。
しかし、人間に感染しても犬や他の動物のように重症にはならないそうですが、やはり日頃からハクビシンが住みつかないように対策をする必要があります。
まとめ
犬でも元々皮膚が弱い場合、なおさら気をつけなければなりません。
犬は人間のように「痛い、かゆい」など口に出さないため、なかなか症状に気づきにくいです。
少しでも様子がおかしかったら病院でみてもらい、家の中もハクビシンの出入りがなくなるように対策をしてください。