ハクビシンは中国で食用とされいますが、日本では害獣扱いされ、駆除や防除されるだけで食用には用いられない印象が強いですね。

今回はハクビシンを食用の動物としてみた観点から、記事を書いていきたいと思います。

ハクビシンについて

ハクビシン 中国 食べる

ハクビシンは日本の漢字明記で「白鼻芯」と表記され、その文字があらわす通り、ハクビシンの顔には鼻筋に白い体毛が生えています。

一方中国語では「果子狸」あらわされ、ミカンなどの果実を食べる様子から文字を当てられています。

果実を食べるさまは実に人間にも勝るとも劣らないほど器用で、ミカンの皮をむいて中身を食べたりもします。

日本でもミカン畑や民家などに出没し、糞の悪臭被害や農作物の食害などの被害が相次いでいます。

ハクビシンを一般の業者でない人間が駆除するには、鳥獣保護管理法に接触しないよう、狩猟免許を取得する必要があります。

ハクビシンの味について

ハクビシンの肉は食べられる部位でロース、ひれ、もも肉があります。

実は日本でもハクビシンの肉を用いた料理は存在しており、すき焼きに入れている記録が残っています。

肉の特徴としては脂は牛肉よりも少なく、噛めば噛むほど味が出てくる個性的な味をしているそうです。

クセの強さは普段食している食べ物によるものですが、味わい深さはやはり果物を中心に食べている個体ならではのものらしいです。

中にはこのクセの強さから病みつきになる人もいるらしく、根強い人気を誇っています。

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中国でのハクビシン扱い

中国ではハクビシンの肉は高級食材として扱われています。

よく販売されているところは広東省で、その人気は根強いものがあります。

一時期はSARSウィルスの影響で肉を卸している業者が感染してしまったので、取り扱いが中止になりましたが、現在では再び活発に流通しています。

中国では味噌鍋など煮込み料理などに用いられる傾向があるようです。

いわゆるジビエなので生食は抵抗があるせいなのかもしれませんね。

まとめ

日本では仏教など宗教上の都合により食肉文化が廃れた時期もありました。

なのでほかの国と比較すると、食べる肉の種類が限られているのかもしれません。

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