作物や建物などに被害を及ぼすハクビシンですが、その完全な予防というのは難しいと言われています。
しかし、出没してから住み着くまでの間に策を講じることはできます。
今回はその防護策の一つである、臭いによる対策法を紹介していきたいと思います。
ハクビシンの特徴について
ハクビシンは漢字で書くと白鼻芯と表記するように、その顔には真ん中に白い体毛が生えています。
また、夜行性であるため夜中にネズミなどを追いかけまわし、屋根裏で物音を立てるのでしばしば騒音被害の原因になったりします。
基本的に昆虫、ネズミの肉、果実、野菜と幅広く食べる雑食性ですが、糖度の高い果実を好んで食べます。
なので被害にあうところは果樹園やメロン、スイカ畑などが多いです。
屋根裏などに断熱材を使用していると、子育てをしやすいので爆発的に繁殖するようになります。
繁殖を防ぐためにも断熱材を使用している家は、早めの対策をしておきましょう。
ハクビシンの被害を防ぐために
まずは餌場を作らないようにしましょう。
収穫後の農作物を放置しておくと、ハクビシンが住み着いてしまう原因になるので食べ物は放置しないようにしましょう。
その他には、寝床となりそうな場所をつぶすとよいでしょう。
壁や排気口に穴が開いていると簡単に侵入してきてしまいますので穴はこまめにふさいで、周辺の雑草を刈るなどして見晴らしをよくしておきましょう。
見通しをよくすると敵に見つかりやすいと思うようになり、警戒心を高めて近付けなくすることができます。
臭いによる対策について
果物のにおいを利用して罠に誘導する方法があります。
捕獲や駆除をする場合は、市役所に届け出や申請が必要となる場合がありますので事前に調べてから行いましょう。
忌避剤を用いる場合は石油系のにおいがするものを選ぶと効果的です。
イノシシや野良猫用の忌避剤を使用しても効果がありますので、使いまわしも十分に可能です。
まとめ
臭いによる対策は効果てきめんですが、費用対効果が短いので長期での使用を考えている場合は予算をよく検討してから使用するのが良いでしょう。
また、周囲に臭いの影響が出ないかの配慮も忘れないでください。